中間解析の結果、中断群での患者さんの進行が規定数を超えたため、試験を中断した。進行した患者さんはイマチニブの服用をすぐに再開したが、21例の進行のない患者さんでは、再開したのは2例であった。その結果、継続群では26例中8例(31%)が進行したのに対して、中断群では32例中26例(81%)が進行した(
p<0.0001)(
図A)。中断群の無増悪生存期間の中央値は6ヵ月であり、投与中断1年後にはほとんどの患者さんが再発した。進行が認められイマチニブ投与を再開した26例中24例(92%)で、SD以上の
病勢コントロールが得られた。イマチニブ中断による急速増悪は示唆されたが、長期的には、投与中断による全生存率への影響はなく(
図B)、イマチニブ耐性に対しても差はなかった(
図C)。
さらに無作為化時に
CTによる病変部がない(CR)患者さんと、病変部のある患者さんの増悪率を比較した。中断群では病変部の有無でPFSに有意な差はなかったが、継続群では、病変部のある患者さん19例中7例(37%)が再進行したのに対して、CRの患者さん全7例で進行はなかった(0%、
p=0.05)。
試験中に認められたイマチニブの副作用は、好中球減少、
無力症、
発疹などであり、限定的であった。QLQC30※を用いた無作為化6ヵ月後のQOLスコアは、回答人数が半数と限られたものだったが、中断群と継続群間に有意差はなかった。
※EORTC(欧州がん治療研究機構)が開発した、QOL評価のための、30項目からなる質問票。