POINT
消化管間葉系腫瘍の多くはGISTで,また通常のHE染色で多くの腫瘍はその組織型の予測が可能であることから,現時点では最終的な診断は免疫組織化学によって行われるべきである。KIT・デスミン・S-100蛋白が個々の腫瘍において同時に発現することがほとんどないために,この3種類の免疫組織化学を基本に考えると消化管間葉系腫瘍のほとんどを分類できる。
POINT
上部消化管のGISTは胃癌の検診時に上部消化管造影あるいは内視鏡検査で発見されることが多い。その進展様式や進行程度の診断にはCT(ないしMRI)が有用である。特に,小腸あるいはそれより下部のGISTにはCT(ないしMRI)が有用である。GISTという最終診断を行うためには病理組織診断が必要であるが,このためには腫瘍の吸引細胞診あるいは穿刺組織診が有用である(図2-3)。